三回忌とは
故人の命日から満2年に行われる法事です。故人の健康を願い、あの世でも迷いなく過ごしたもらうためのものです。2018年5月5日に亡くなった場合、2020年5月5日が三回忌となります。一周忌からちょうど1年後ですね。 内容は一周忌と重なることも多いですが、異なる点は主に２点あります。 ・平日の場合、前の土日にずらすのが一般的なこと ・会社の人など参列者が減り、ほとんど親族だけで行うこと 一周忌は「平日でも同月同日に行うのが望ましい」とされていますが、三回忌はその限りではありません。また、参列者もグッと減ります。三回忌以降は身内だけで静かに行うことが多くなります。
三回忌の準備
基本的には一周忌と同じ流れです。
準備するもの
・ろうそく：神様の知恵を授かる意味
・線香：線香が高価だった時代のなごりで、高価で大事な物をお供えする意味
・お花：仏様の気持ちを表すもの。明るく、笑顔のイメージ
花は基本的に白や黄色の菊を使います。生花でも良いですが、仏壇に長くお供えする場合はブリザーブドフラワーなどを使っても問題ありません。三回忌以降は法事を簡略化することも多いので、三回忌を機会にブリザーブドフラワーを導入しても良いでしょう。
トゲがある花や香りの強い花は仏事には向きません。しかし、故人が好きな花であればその限りではありません。三回忌はほとんど親族だけで行いますので、身内で話し合って決めましょう。
お供えするもの
酒やお菓子など食べ物が多いです。故人の好きだった物をお供えする光景もよく見られます。お供えに適していない物は、鮮度が落ちやすい食品。肉や魚は御法度とされています。
参列できない場合も、ろうそくや線香、お花、酒やお菓子を送るのが一般的です。その場合の表書きは「御供」と記入します。インターネット上でフォーマットをダウンロードできますので、利用しましょう。
三回忌のマナー
のし袋やお供えの金額
金額は3,000～1万円程度で、新札や古札などの決まりはありません。ただし、汚すぎるお札は避けましょう。
服装
遺族は三回忌まで喪服を着るのが一般的です。男性は黒のスーツに白のシャツで、ネクタイやベルト、靴下、靴などは全て黒。女性は黒のワンピースまたはスーツで、ストッキングや靴、バッグは全て黒。子供は制服を着ます。制服がない場合はレンタルするか、黒っぽい服を着ます。
参列者は地味な平服を着ることが多いです。
三回忌のお布施の目安
一周忌と変わらず、下記が目安になります。ただし、お寺で法事を行う場合はお車代をお渡しする必要はありません。また、会食を共にする場合は御膳料をお渡しする必要がありません。
・御経料：3万円程度
・お車代は：5,000～1万円程度
・御膳料：5,000～2万円程度
仏事におけるお布施は、足を運んでお経を読み、故人をしのんでくださったことへの気持ちをあらわします。僧侶は読経や供養によって故人をしのび、仏様の教えを伝え、故人の健康や生きている者の安寧を祈ります。
お金を入れる袋には普通の墨で記入します。郵便番号などの印刷のない無地の白い封筒を使えば大丈夫です。わざわざ葬儀用の封筒を買う必要はありません。
僧侶にお渡しする時は、小さいお盆に乗せて渡すのがマナーです。お盆の用意もしておきましょう。
三回忌のまとめ
三回忌は満3年の法事だと思われがちですが、満2年で行う法事です。身内のみで行うことも多く、三回忌あたりから規模が小さくなります。そろそろ故人が亡くなったことを受け入れられる頃です。静かに故人を想い、それぞれの気持ちを落ち着ける機会にしましょう。
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故人が亡くなってからちょうど1年後に行われる法要です。平日に集まるのが難しい場合は、その前の土日に集まることが多いです。ただし、一周忌はできるだけ同月同日に行うのが望ましいと言われています。
三回忌法要の準備とお布施
故人の命日から満2年に行われる法事です。故人の健康を願い、あの世でも迷いなく過ごしたもらうためのものです。2018年5月5日に亡くなった場合、2020年5月5日が三回忌となります。一周忌からちょうど1年後ですね。
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お寺の参拝
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参拝の服装
自分の家の先祖の年忌法要をお寺で執り行う。なにかを祈願しにお寺を参拝する。社寺仏閣めぐりの一環としてお寺の境内を散策してみる。 それらによって着るべき服装も異なって来るでしょう。
お寺の数珠
数珠とは、仏教において仏や死者に対して礼拝する時に手にかけて用いる法具のことです。「念珠」とも呼ばれます。 わたしたちの声は、数珠を通して仏にまで届くと言われています。 葬儀や法要などの際には手にもって置くようにしておきましょう。
お寺の御朱印
御朱印とは、寺院や神社が参拝にむけて押印する印章のことです。分かりやすくいうと、スタンプのようなものをつき、寺院名などを 筆書きします。 御朱印を手に入れることで、その寺院に参拝したことの証になります。
お寺のお賽銭について
お賽銭とは、神や仏に礼拝する際に奉納するお金のことです。 神社の拝殿やお寺の本堂に進み出ると、賽銭箱が置かれています。この中に、自分の思う金額のお金を入れてお願い事やお祈りごとをします。
