お寺の数珠について
【数珠の意味】
数珠とは、仏教において仏や死者に対して礼拝する時に手にかけて用いる法具のことです。「念珠」とも呼ばれます。 「数」の「珠」と書くほどですから、もともとは真言や念仏を称える時にその数を数えながら唱えたのです。 両手で数珠を持ち、念仏などを一つ数えるごとに指先で球を1つ繰りました。 このような使い方は僧侶が主で、一般の人が真言や念仏の数を数えることはあまりないでしょう。 わたしたちはの声は、数珠を通して仏にまで届くと言われています。 葬儀や法要などの際には手にもって置くようにしておきましょう。
【数珠の種類】
●形状による違い
数珠の正式な形は、主玉が108あるものだとされています。これを「本連」や「二輪」など呼びます。
略式のものは「片手」と呼び、玉の数も省略されています。本連が108の珠を捩じるように重ね合わせて二重にするのに対し、片手は一重で手に持ちます。
●材質による違い
念珠のおもな材質は、香木、菩提樹(木の実)、石、天然の鉱物などさまざまなものがあります。価格もピンからキリまでさまざまです。
梅や栓、あるいはガラスなどのものは安価で数千円からあるでしょう。水晶などの人気があるもので10000円程度から。翡翠や珊瑚などの高価なものでは100万円を超えるものもあります。
『無量寿経』の中では極楽浄土がいかに素晴らしいかが描写され描かれていますが、その中でも七宝(金、銀、瑠璃、玻璃、珊瑚、翡翠、瑪瑙…諸説あり)がよく描かれますが、これら七宝で作られた念珠がよいものだとされています。
●男性・女性による違い
片手念珠の場合、男性は主玉が大きいものが選ばれます。18玉、20玉などと呼ばれますが、これは主玉の数です。
一方、女性ものは主玉が小さいものが選ばれます。8mm、10mmなどと呼ばれ、これは主玉一つあたりの直径のことです。
●宗派による違い
片手念珠の場合、男性は主玉が大きいものが選ばれます。18玉、20玉などと呼ばれますが、これは主玉の数です。
一方、女性ものは主玉が小さいものが選ばれます。8mm、10mmなどと呼ばれ、これは主玉一つあたりの直径のことです。
・天台宗
主玉が平玉(みかん玉とも呼ばれる)
・真言宗
長い一連の数珠を二重にする。房が4つ
・浄土宗
2つの輪を一つにつないだ形。
・浄土真宗
長い一連の数珠を二重にする。房の片方が蓮如結び。
・曹洞宗・臨済宗
108個の長い一連の数珠。
・日蓮宗
長い一連の数珠を二重にする。房が5つ
【房の違い】
房の形状もさまざまです。 宗派に則った念珠では、その宗派の形式が房も含めて決まりがあります。 どの宗派でも使用できる片手の念珠では「切房」「頭付き房」「カガリ房」「梵天房」「紐房」など、好みの房の形を選ぶことができます。 また、房の色も自由に選ぶことができ、宗派による決まりなどはありません。
【数珠の選び方】
数珠は、数珠専門店や仏具店で購入することができます。寺院やデパートなどの宝石店でも取り扱いがあります。 本式(本連)か略式(片手)か、男性用か女性用かを選ぶと、あとは自分の好みで選びましょう。 玉の素材、仕立て、珠と房の色合いのバランスなどを総合的に判断しましょう。 また、房の交換はいつでも請け合ってくれますので、球を大事にしていたら数珠は一生モノです。 だからこそ、気に入ったものを選びましょう。
お寺の基礎知識
お寺の参拝
正しいお寺の参拝方法をご存知ですか? 神社とお寺だけでも参拝の仕方は大きく異なります。 ここでは、お寺に参拝するとき作法や注意点などをご説明いたします。
参拝の服装
自分の家の先祖の年忌法要をお寺で執り行う。なにかを祈願しにお寺を参拝する。社寺仏閣めぐりの一環としてお寺の境内を散策してみる。 それらによって着るべき服装も異なって来るでしょう。
お寺の数珠
数珠とは、仏教において仏や死者に対して礼拝する時に手にかけて用いる法具のことです。「念珠」とも呼ばれます。 わたしたちの声は、数珠を通して仏にまで届くと言われています。 葬儀や法要などの際には手にもって置くようにしておきましょう。
お寺の御朱印
御朱印とは、寺院や神社が参拝にむけて押印する印章のことです。分かりやすくいうと、スタンプのようなものをつき、寺院名などを 筆書きします。 御朱印を手に入れることで、その寺院に参拝したことの証になります。
お寺のお賽銭について
お賽銭とは、神や仏に礼拝する際に奉納するお金のことです。 神社の拝殿やお寺の本堂に進み出ると、賽銭箱が置かれています。この中に、自分の思う金額のお金を入れてお願い事やお祈りごとをします。