参列者も念仏を唱える!浄土宗の葬儀の流れとは?

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浄土宗の教え

浄土宗の教え・特徴 画像

念仏を唱えることで阿弥陀如来に救われ、極楽浄土へ導かれるという考えです。そのため、修行や坐禅を行わずとも「南無阿弥陀仏」を唱え、ただひたすらに仏に帰依すれば救われるとされています。ただし、ただ念仏を唱えるだけで極楽へ行けるというものではありません。自力の念仏ではなく、他力の念仏によって往生するとされているのです。この他力の念仏とは、三心とされる「至誠心」「深信」「廻向発願心」をおこされて称える念仏です。また、浄土宗では、仏となってこの世に戻って人々を救うことができるとされています。

浄土宗の葬儀の流れ

浄土宗の葬儀は、僧侶と共に参列者が念仏を唱える念仏一会(ねんぶついちえ)や、僧侶による下炬引導(あこいんどう)という儀式があることが特徴的です。浄土宗の葬儀の流れを見ていきます。

①授戒の儀式

故人が仏の弟子になるために授戒を受ける儀式です。生前に授戒を受けている場合には、この儀式を省きます。

・奉請(ぶじょう)
諸仏の入場を願います。

・懺悔
故人の生前の罪を懺悔し、仏の許しを請います。

・剃度作法、十念
故人の頭を剃るしぐさをし、南無阿弥陀仏を十回唱える十念を唱えます。

・三帰三竟
仏・法・僧侶に帰依することを故人に伝えます。

・授与戒名
仏の弟子となる証として授与される名前を受けます。

・開経偈、誦経(ずきょう)、発願文、摂益文(しょうやくもん)
お経を読んで、仏の教えを説きます。

・念仏一会
感謝をして、故人の代わりに僧侶と参列者全員が念仏を唱えます。

・回向(えこう)
念仏によってすべての物が極楽浄土へ行けるように願います。

②序文

法要に当たる部分となり、仏を堂内に迎えるための儀式です。入堂の際には、鐘や太鼓を鳴らしながら入堂します。そして、香を焚いて三宝礼の儀式を行います。奉請、懺悔偈を行い、引導の儀式へと移ります。

③正宗分(しょうしゅうぶん)

法要に当たる部分となり、仏を堂内に迎えるための儀式です。入堂の際には、鐘や太鼓を鳴らしながら入堂します。そして、香を焚いて三宝礼の儀式を行います。奉請、懺悔偈を行い、引導の儀式へと移ります。

④序文

引導の儀式や焼香などを含む部分です。 浄土宗の引導の儀式は「下炬引導(あこいんどう)」と呼ばれるもので、火葬の際の点火を意味しています。たいまつの代わりとなる法具を2本取り、1本は捨てて、もう1本で円を描言いて「下炬の偈」を読み終えると同時にたいまつを捨てます。この儀式によって、極楽浄土を心から願っていることを表しています。焼香は、この引導の儀式の後の開経偈と誦経の後に行われます。

⑤流通分(るつうぶん)、出棺

仏と故人を送り出す最後の儀式です。総願偈、三身礼によって故人が仏道を全うするであろうという誓いを読み、送仏偈で仏と故人を浄土へ送り出します。そして故人と最後の対面を行い、出棺します。

浄土宗の焼香の行い方

浄土宗で用いる数珠は、男性用を「三万浄土」、女性用を「六万浄土」と言います。 男性は念仏を三万回、女性は六万回唱えることで極楽浄土にいけるという教えから付いた名前です。

浄土宗では焼香の際、特定の定められた回数はありません。香を右手で摘み、その下に左手を添えて額にいただくことが多くなっています。浄土宗の公式ホームページでは、「真心のこもった1回の方が尊く見える場合もあります」と表記されているので、故人を偲びながら1回焼香をあげるといいでしょう。

また、線香だった場合には、1本を立てることが多くなっています。場合によっては1本の線香を2本に折って寝かせる場合もあります。浄土宗では焼香や線香のこだわりはないため、故人の極楽浄土を願い真心を込めて焼香をしましょう。

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